物理的なお話【第二弾】|高気密高断熱の住宅なのに結露が発生するのか

群馬県での家づくりは無垢スタイル

2022.03.30 Wed

こんにちは、高崎支社の小池です。
例年どおり、杉花粉に悩まされている毎日です。
 
今回のお話は物理的な視点からの第二弾!結露です。
結露に関してはたくさんあるので・・・
第一弾はこちら

第一章:ガラスの結露

最初に言っておきます、ガチで眠くなる話です。

【サッシが結露してる!】

冬場お施主様から言われます。
サッシガラスの下の方が結露している!
 
高気密住宅なのに
高断熱住宅なのに
ペアガラスなのに
今の家なのにどうして!
 

原因は、内側のガラス温度が室内空気の露点温度以下になっているから

「露点」 中学校の理科です。。。
眠くなる話―――ですが今日は頑張って寝ません!!
 
空気が冷やされて中にある水蒸気が水になることが「結露」
その瞬間の温度が「露点温度」になります。
 
ガラスに当たった空気は冷やされ重くなり降下して行きます。
下がっている最中にもどんどん冷やされ
露点温度まで下がったときに結露します。
その結果ガラスの下の方に結露が多いのです。

結露を止める方法はいくつかあります

① 内側のガラス温度を上げる
② 室内温度を外気と同じにする
③ 室内を除湿する
④ ガラスの手前で防湿する
 
細かく言うと色々ありますが
どの対策が良いのでしょうか?
 
一言に「良い」といっても何に良い?誰に良い?
人によって考えや見え方が変わると思います。
 
デザインが良い
性能が良い
コストが良い
環境が良い
 
家は数千万円の買い物、一世一代の大きな決断です。
しかしながら「人の健康」と「快適な生活」を維持するための道具とも言えます。
良い道具を選び人間に良い事をしましょう。
 
大きな話?にそれてしまいましたが
ちっちゃい話に戻します。
 
良い対策方法はどれでしょうか
答えは・・・・・
 

それでは答えです。

④「ガラスの手前で防湿する」:一般住宅では不可能に近いです。
③「室内を除湿する」:不可能に近く家には良いかもしれませんが人間に悪いです。
②「室内温度を外気と同じにする」:簡単にできて家には良いかもしれませんが人間に悪いです。
残りは・・・そうです①「内側のガラス温度を上げる」です。
 
違う言い方をすれば「暖房が足りていなかった」ので
たっぷり暖房すれば結露が止まります。
 
さらに良いのはたっぷり暖房と同時にたっぷり加湿する事です。
同じ温度でも湿度が上がれば暖かく感じるうえ風邪の予防にもなります。
 
たっぷり加湿暖房したうえで
室内ガラスがうっすら結露するのは良い結露⁈
しっかり加湿できている証拠でもあり、最も人間に良い環境と言えます。
 

今更ですがペアガラスの話で1枚の単板ガラスサッシは論外です。

気密断熱が悪い家での加湿は家に悪影響です。
しかし加湿しない乾燥状態は人間に悪いです。
家の寿命か人間の寿命かどちらが大事?
究極の選択を迫られてしまいます。
 
大半の人は人間の寿命を取ると思いますが
そもそもそんな選択したくありません。
 
当社の技術力で造る家ならそんな心配はいりません。
家と人の寿命は両立できるのです!!

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